収賄事件に関する特別委員会報告

2018年5月8日

議会として具体的な対策を検討すべき

10月17日、江戸川区の建築指導課の職員が学校校舎外壁塗装工事をめぐる収賄容疑で逮捕され、11月7日、東京地検により起訴されました。
 この汚職事件を受けて江戸川区では、「汚職根絶対策会議」を立ち上げ、また、区議会でも特別委員会を設置し原因究明と今後の対策について検討しており、私も委員として参加しています。
 これまで2回の委員会が開催され、区側から事件に関する状況報告を受け、原因についてそれぞれの委員からの質問や意見が出されているところです。11月24日の委員会では、「汚職根絶対策会議」の報告書がまとめられ、助役から内容について説明がありました。
 事件発生について、①起訴された職員の公務員としての自覚や倫理観の欠如が直接の原因となり、業者との癒着から収賄事件につながったこと ②塗装工事の際、見積もりの基礎となる数量調査を入札に参加する業者に任せていたこと ③管理監督者のリーダーシップに欠け、職員同士が注意しあう風土が未確立であったことなどが挙げられました。
 また、今後の防止対策として、●塗装業者への見積もり依頼を廃止し、職員の概略調査による実施を基本とする。 ●入札制度の改善に向けて、総合評価制度の導入、一般競争入札の範囲見直しなど検討する。 ●職員倫理の確立とお互いが注意し合える職場風土の形成に向けて、公益通報制度の周知活用と職場の上司から独立した倫理相談員の設置、などを検討することが、提言として報告書に盛り込まれました。(詳しくは区のHPで公開、以下にリンクを置きます。)
 今回の塗装関係だけでなく建設工事などの契約については、以前から議会からも指摘してきた経緯がありますが、しっかりとした確証がなくそのままにされてきました。その中で起こった事件であると考えると、行政の怠慢とモラルの欠如が大きな原因ではないかといわざるを得ません。
 また、特定の政党の議員が、事件に関わる業者から献金を受けていたことも報道されましたが、政治に関わるものすべてに倫理観が問われています。生活者ネットワークは、江戸川区として独自に政治倫理などを規定した制度づくりを提案していきます。

《処分について》
◇区関係
起訴された建築指導課係長は懲戒免職、区長が減給2割(3ヶ月)、助役、都市開発部長が1割(2ヶ月)、直属の上司であった同部参事が停職1ヶ月。
◇大成塗装(株)は平成20年まで指名停止。

《特別委員会日程》
12月13日(金)16:00  12月26日(火)10:00  
1月11日(水)14:30 1月24日(水)13:30